商品名 スバル XV 4WDの実力!悪路走破性と安全性能を詳しく解説
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はじめに:中古車市場で人気の本格派コンパクトSUV

スバル XVは、2017年から2024年まで生産されていた、スバルのコンパクトSUVです。2024年に後継モデルの「クロストレック」に切り替わり、新車販売は終了しましたが、中古車市場では依然として高い人気を誇っています。スバルの象徴である「シンメトリカルAWD」と「アイサイト」を標準装備し、優れた走破性と安全性能を実現していたこのモデルは、雪国やアウトドア志向のユーザーから今も熱い支持を集めています。この記事では、中古車として検討する際のスバル XVの魅力と、4WD性能・安全装備を中心に徹底的に解説していきます。

中古車としてのXV:なぜ今も人気なのか

スバル XVは生産終了したにも関わらず、中古車市場で非常に人気が高い理由があります。第一に、全車4WD標準装備という稀有な存在であること。雪国や山間部に住む方、アウトドアレジャーを楽しむ方にとって、この4WD性能は新車・中古車を問わず大きな魅力です。

第二に、優れた安全性能です。アイサイトは世界トップレベルの予防安全システムとして評価されており、中古車であってもその機能は健在です。家族を乗せる車として、安心感を求める方に選ばれています。

第三に、スバル車の耐久性と信頼性です。適切にメンテナンスされたスバル車は、10万km以上走行しても問題なく使用できることが多く、中古車としても安心して購入できます。特にXVは、比較的新しいモデル(2017年以降)のため、程度の良い個体が多数流通しています。

中古車価格は、年式や走行距離、グレードによって幅がありますが、概ね120万円〜250万円程度で購入できます。新車時の価格が220万円〜290万円程度だったことを考えると、手頃な価格で本格的な4WD SUVが手に入る魅力があります。

後継モデルのクロストレックは、新車価格が約270万円〜350万円と高額です。予算を抑えつつ、スバルの4WD性能を手に入れたい方にとって、中古のXVは非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢となっています。

シンメトリカルAWD:スバル独自の4WDシステム

スバル XVの最大の特徴は、全車に標準装備されていた「シンメトリカルAWD(全輪駆動)」システムです。このシステムは、スバルが長年培ってきた技術の結晶で、左右対称の駆動システムにより、優れた走行安定性とトラクション性能を実現していました。

シンメトリカルAWDの最大の特徴は、水平対向エンジンと組み合わせた左右対称のレイアウトです。エンジンが低く配置されることで、低重心化を実現し、優れた操縦安定性を生み出していました。重量物であるエンジンとトランスミッションが車体の中心線上に一直線に配置されることで、重量バランスが最適化され、自然で安定した走りが得られます。

前後のトルク配分は、通常走行時は前60:後40程度の配分で、路面状況や走行状態に応じて自動的に変化します。滑りやすい路面では、瞬時に後輪へのトルク配分を増やし、4輪でしっかりとグリップします。この制御は非常に高度で、ドライバーが意識することなく、常に最適なトルク配分が行われます。

さらに、XVには「X-MODE」という悪路走破システムが標準装備されていました。これは、エンジン、トランスミッション、AWD、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)を統合制御することで、深い雪道、泥道、急な下り坂などの悪路での走破性を高めるシステムです。スイッチ一つで作動し、アクセルとブレーキを適切に制御して、安定した走行をサポートします。

ヒルディセントコントロールも内蔵されており、急な下り坂でも一定の速度を保ちながら安全に降りることができます。山道やキャンプ場へのアクセス路など、厳しい条件下でも安心して走行できる性能を持っています。中古車であっても、これらのシステムは正常に機能し、高い走破性を維持しています。

水平対向エンジン:低重心がもたらす走行安定性

スバル XVには、1.6Lと2.0Lの水平対向エンジンがラインナップされていました。水平対向エンジン(ボクサーエンジン)は、ピストンが水平方向に往復運動する独特の構造を持ち、エンジン全高が低いのが特徴です。この低さが、車両の低重心化に大きく貢献していました。

1.6Lエンジンは、最高出力115PS、最大トルク148Nmを発生します。日常使いでは十分なパフォーマンスで、軽快な走りが楽しめます。2.0Lエンジンは、最高出力145PS、最大トルク188Nmと、より余裕のある走りを提供します。高速道路での追い越しや、山道での走行でも、ストレスを感じさせません。

さらに、「e-BOXER」と呼ばれるマイルドハイブリッドシステムを搭載したモデルも存在しました。2.0Lエンジンに電動モーターを組み合わせたこのシステムは、最高出力145PS(エンジン)+13.6PS(モーター)を発生し、力強い加速と優れた燃費性能を両立していました。

e-BOXERは、減速時に回生したエネルギーをバッテリーに蓄え、加速時にモーターでエンジンをアシストします。特に発進時や低速域では、モーターのアシストにより、スムーズで力強い加速が得られます。アイドリングストップからの再始動もモーターで行うため、静かでスムーズです。

中古車として購入する際は、e-BOXERモデルはやや高価ですが、燃費性能と走行フィーリングを重視するなら検討する価値があります。ただし、バッテリーの状態を確認することが重要です。一般的に、適切にメンテナンスされていれば、10万km程度まではバッテリーの劣化は少ないとされています。

水平対向エンジンは、構造上、振動が少ないのも特徴です。ピストンが左右対称に動くため、振動が相殺され、非常にスムーズに回ります。この滑らかな回転フィーリングは、長距離ドライブでも疲れを感じさせません。

低重心による恩恵は、走行性能にも表れています。カーブでのロールが少なく、安定したハンドリングが楽しめます。高速道路でも、ふらつきが少なく、直進安定性に優れています。この安定感は、スバル車の大きな魅力の一つです。

アイサイト:世界トップレベルの予防安全性能

スバル XVには、スバルの先進運転支援システム「アイサイト」が全車標準装備されていました。アイサイトは、ステレオカメラによる高精度な認識技術を用いて、様々な運転支援機能を提供します。人間の目と同じように、2つのカメラで対象物との距離や形状を立体的に認識するため、非常に高い精度を実現していました。

プリクラッシュブレーキは、前方の車両や歩行者、自転車を検知し、衝突の危険がある場合には警報と自動ブレーキで衝突回避または被害軽減をサポートします。検知精度が高く、様々な状況下で確実に作動します。歩行者保護性能も優れており、予防安全性能評価で最高ランクを獲得していました。

後退時自動ブレーキシステムも装備され、駐車場での後退時に、後方の障害物を検知して自動ブレーキで衝突を回避します。AT誤発進抑制制御・AT誤後進抑制制御は、ペダルの踏み間違いによる急発進を抑制し、事故を防ぎます。

全車速追従機能付クルーズコントロールは、先行車との車間距離を自動的に保ちながら追従走行します。渋滞時には、停止と発進も自動で行い、ドライバーの疲労を大幅に軽減します。高速道路での長距離ドライブが格段に楽になります。

中古車購入時の注意点: アイサイトのステレオカメラは、フロントガラスの内側に装着されています。中古車を購入する際は、フロントガラスに飛び石などの傷がないか確認しましょう。カメラ部分に傷があると、正常に機能しない可能性があります。また、フロントガラスを交換した履歴がある場合は、アイサイトの再調整が適切に行われているか確認することが重要です。

アクティブレーンキープは、車線を検知してステアリング操作をアシストし、車線中央を維持するよう支援します。クルーズコントロールと組み合わせることで、高速道路での運転負荷を軽減します。車線逸脱警報・車線逸脱抑制も装備され、安全性を高めています。

これらの充実した安全装備により、スバル XVは、予防安全性能評価「ファイブスター賞」、衝突安全性能評価「ファイブスター賞」をダブル受賞しており、世界トップレベルの安全性能を誇っていました。中古車であっても、これらのシステムが正常に機能していれば、高い安全性が保たれます。

走破性と最低地上高:本格的なSUV性能

スバル XVの最低地上高は200mmと、コンパクトSUVクラスではトップレベルの高さを確保していました。この高い地上高は、悪路走破性に直結します。深い雪道、未舗装路、段差のある場所など、様々な路面状況に対応できます。

アプローチアングル(18°)、デパーチャーアングル(25.5°)も十分に確保されており、急な坂道や段差でも、車体底部を接地させることなく走行できます。キャンプ場や林道、スキー場への道など、舗装されていない道でも安心です。

X-MODEの性能も優れており、雪道やぬかるみなど、滑りやすい路面でも安定した走行が可能です。タイヤが空転しそうになると、自動的にブレーキをかけて他のタイヤに駆動力を配分し、確実に前進します。この制御は非常に緻密で、ドライバーが特別な技術を持たなくても、悪路を安全に走破できます。

実際に雪道を走行すると、その性能の高さを実感できます。深い新雪でも、シンメトリカルAWDとX-MODEの組み合わせにより、確実にトラクションを確保し、スタックすることなく走行できます。雪国に住む方や、ウィンタースポーツを楽しむ方にとって、この性能は大きな魅力です。

悪路走破性だけでなく、オンロードでの走行性能も優れています。低重心と高剛性ボディにより、カーブでも安定したハンドリングが楽しめます。高速道路での直進安定性も高く、長距離ドライブでも疲れにくいです。

中古車購入時のチェックポイント

スバル XVを中古車として購入する際には、以下のポイントをチェックしましょう。

1. 年式とモデルイヤー 2017年以降の現行型(3代目)がおすすめです。アイサイトの性能が向上しており、安全性が高いです。2020年以降のマイナーチェンジモデルは、内外装のデザインが洗練され、装備も充実しています。

2. 走行距離 スバル車は耐久性が高いため、10万km程度まではそれほど心配する必要はありません。ただし、定期的にメンテナンスされていたかを確認することが重要です。整備記録簿を確認し、オイル交換やCVTフルードの交換が適切に行われていたかチェックしましょう。

3. グレード選び 人気は「1.6i-L EyeSight」と「Advance(e-BOXER)」です。1.6Lモデルは価格が手頃で、維持費も抑えられます。e-BOXERは、走行フィーリングと燃費性能に優れていますが、やや高価です。予算と用途に応じて選びましょう。

4. 事故歴・修復歴 4WDシステムやアイサイトは、事故の影響を受けやすい部分です。修復歴がある場合は、どの部分を修理したのか詳しく確認しましょう。フロント部分の修復は、アイサイトの調整に影響する可能性があります。

5. 下回りの状態 雪国で使用されていた車両は、融雪剤の影響で下回りが錆びている可能性があります。リフトアップして下回りを確認し、錆の程度をチェックしましょう。ひどい錆がある場合は、避けた方が無難です。

6. CVTの状態 XVはCVT(無段変速機)を採用しています。試乗して、変速時の違和感や異音がないか確認しましょう。CVTフルードの交換履歴も確認することをおすすめします。

エクステリアデザイン:アクティブで力強いスタイリング

スバル XVのエクステリアデザインは、SUVらしい力強さとスポーティさを兼ね備えていました。フロントマスクは、スバルのデザインアイデンティティ「BOLDER」を表現しており、ヘキサゴングリルと鋭いヘッドライトが特徴的です。LEDヘッドランプ(グレードによる)は、視認性も優れています。

サイドビューは、クーペのように流れるようなルーフラインと、力強いショルダーラインが特徴です。ブラックのクラッディング(樹脂製の保護パーツ)が、SUVらしいタフさを演出しています。17インチアルミホイールも標準装備され、存在感があります。

リアデザインは、横長のテールランプがワイド感を強調し、安定感のある佇まいを作り出しています。ルーフスポイラーも標準装備され、スポーティな印象を与えます。全体的に、アクティブで力強いデザインが、アウトドア志向のユーザーに好評でした。

ボディカラーのラインナップも豊富で、クールグレーカーキやラグーンブルー・パールなど、XVならではの個性的なカラーが揃っていました。オレンジステッチを施した専用カラーパッケージもあり、より個性を表現できます。

ボディサイズは、全長4,485mm×全幅1,800mm×全高1,550mmと、コンパクトSUVとしては標準的なサイズです。最小回転半径は5.4mで、取り回しも比較的良好です。全高が1,550mm以下に抑えられているため、多くの立体駐車場に入庫できるのも利点です。

燃費性能とランニングコスト:実用的な経済性

スバル XVの燃費性能は、4WD専用車としては標準的なレベルでした。1.6LモデルのWLTCモード燃費は15.0km/L、2.0Lモデルは15.0km/L、e-BOXERモデルは15.0km/Lとなっています。実際の使用環境では、市街地で12〜14km/L、高速道路で16〜18km/L程度が目安となります。

ハイブリッド専用車と比較すると、燃費性能は劣りますが、常に4WDで走行できる安心感と走破性を考えれば、許容範囲と言えるでしょう。雪国や悪路走行が多い方にとって、4WD性能は燃費以上に重要な要素です。

年間走行距離1万kmで試算すると、実燃費14km/Lの場合、年間燃料費は約12.1万円(ガソリン価格170円/L想定)となります。燃料タンク容量は50Lで、満タンにすれば約650〜750kmの航続距離が期待できます。レギュラーガソリン仕様なので、燃料コストも抑えられます。

中古車の維持費については、自動車税が年間36,000円(1.6L)、39,500円(2.0L)となります。車検費用や消耗品の交換費用は、一般的なコンパクトSUVと同等です。タイヤサイズは17インチが標準で、交換費用は標準的です。

スバルのディーラーネットワークは全国に展開されており、メンテナンスの利便性も高いです。生産終了後も、部品供給やメンテナンスサポートは継続されるため、安心して所有できます。

中古車価格相場と狙い目グレード

2024年12月現在、スバル XVの中古車価格相場は以下の通りです:

2017〜2018年式(初期型): 120万円〜180万円 2019〜2020年式(中期型): 160万円〜220万円 2021〜2023年式(後期型): 200万円〜250万円

走行距離や状態によって価格は変動しますが、概ね上記の範囲で購入できます。

狙い目グレード:

  • 1.6i-L EyeSight: コストパフォーマンスに優れ、装備も充実。価格も手頃で、最も人気のあるグレードです。
  • Advance(e-BOXER): 予算に余裕があれば、走行フィーリングと燃費性能に優れたe-BOXERモデルがおすすめです。

おすすめの購入タイミング: 3月と9月は決算期のため、中古車価格が下がりやすい傾向があります。また、冬前(11〜12月)は4WD車の需要が高まるため、価格が上昇します。夏場(6〜8月)が比較的購入しやすい時期です。

実用性と積載性:日常使いからアウトドアまで

スバル XVの荷室容量は、通常時で385Lと、コンパクトSUVとして十分な容量を確保していました。後部座席を倒せば、さらに広い荷室空間が出現し、大きな荷物も積載可能です。荷室の開口部は広く、重い荷物の出し入れもスムーズに行えます。

日常の買い物では、スーパーの買い物袋を複数個余裕を持って積載できます。ゴルフバッグなら2つ、スーツケースなら複数個を収納できます。ベビーカーも折りたたまずに積載可能で、子育て世代にも便利です。後部座席は6:4分割可倒式で、長尺物を積む際にも柔軟に対応できます。

アウトドアでの使用も想定されており、荷室の樹脂パネルは汚れを拭き取りやすい素材になっています。撥水カーゴフロアボード(グレードによる)も用意され、濡れた荷物や汚れた道具も気兼ねなく積載できます。キャンプやスキーなど、アクティブなレジャーで活躍します。

ルーフレールも標準装備されており、キャリアを装着すればさらに積載能力を拡大できます。スキー板やサーフボード、自転車など、大きな荷物を運ぶ際に便利です。アウトドア志向のユーザーにとって、この拡張性は大きな魅力です。

オーナーの評価:実際に乗ってみた満足度

スバル XVのオーナーからは、「雪道で安心」「アイサイトが優秀」「運転が楽しい」といった好意的な声が多く聞かれます。特に、4WD性能と安全装備については、非常に高い評価を得ています。

雪国のオーナーからは、「深い雪でもスタックしない」「雪道での安定性が抜群」といった声が多数です。X-MODEの性能も高く評価されており、悪路走破性を重視する方から支持されています。アウトドア好きのオーナーからも、「林道も安心」「積載性が良い」といった実用面での評価が高いです。

アイサイトの性能も高く評価されており、「長距離ドライブが楽になった」「安全運転をサポートしてくれる」といった声が聞かれます。予防安全性能の高さは、家族を乗せる車として大きな安心感につながります。

一方で、「燃費がもう少し良ければ」「後席がやや狭い」といった声もあります。燃費性能は、4WD専用車としては標準的ですが、ハイブリッド専用車と比較すると見劣りします。後席の広さも、同クラスの他車と比較すると、やや狭めです。

まとめ:中古車市場で狙い目の本格派4WD SUV

スバル XVは、新車販売は終了しましたが、中古車市場では手頃な価格で本格的な4WD性能と高い安全性を手に入れられる、非常に魅力的な選択肢です。シンメトリカルAWDとアイサイトの組み合わせは、悪路や雪道での安心感と、日常使いでの安全性を高いレベルで両立しています。

特に、120万円〜200万円程度の予算で、信頼性の高い4WD SUVを探している方には、最適な選択肢と言えるでしょう。雪国に住む方、アウトドアレジャーを楽しむ方、安全性能を重視する方は、ぜひ中古車のスバル XVを検討してみてください。適切な個体を選べば、長く安心して乗り続けられる一台となるはずです。

画像出典:株式会社SUBARU、株式会社プロトコーポレーション(グーネットマガジン)